近頃、「ファイトケミカル」ってよく耳にしますよね。
ファイトケミカルってどんなもの?どう体にいいの?詳しく知りたいですよね。
ファイトケミカルの「ファイト」はギリシャ語で「食物」という意味。
「ケミカル」は「化学物質」ですね。
合わせて、「植物の化学物質」ということになります。
食物が紫外線や有害物質、害虫などに負けないように身につけた力で、強い抗酸化力を持っています。
美肌や健康に良いファイトケミカルとは?
フィトケミカルってどんなものかというと・・・。
「色」「匂い」「苦味」「辛味」の成分。
その種類は数千種類ともいわれています。
赤、黄、緑、白、紫、茶、黒などの野菜に多く含まれる植物化学物質です。
このファイトケミカルは、体内の細胞を破壊する活性酸素を抑制する働きがあり、免疫力が高まるという効果が期待できるのです!!
サビない体になるためにも食事にファイトケミカルを積極的に取り入れましょうましょう。
色々な色のお野菜を食べる!
ファイトケミカルを摂るには難しく考えずに、色々な色のお野菜を食べること。
※赤色(リコピン、カプサイシン、アスタキサンチン)
トマト、赤ピーマン、人参、ラディッシュ、スイカ、いちご、唐辛子など。
※黄色(ベータカロテン、ルチン)
かぼちゃ、黄パプリカ、とうもろこし、オレンジ、パパイヤ、バナナ、みかん、パイナップルなど。
※緑色(イソチオシアネート)
ほうれん草、モロヘイヤ、ブロッコリー、小松菜、ケール、にら、しそ、ピーマン、ゴーヤなど
※白色(チオール)
玉ねぎ、カリフラワー、にんにく、大根、長芋、エノキダケ、カブ、白菜など
※紫色(ポリフェノール、アントシアニン)
紫キャベツ、紫玉ねぎ、なす、紫ジャガイモ、小豆、ぶどう、ブルーベリー、アサイーなど
※茶色(サポニン)
ごぼう、しいたけ、しめじ、アーモンド、納豆など
※黒色
黒豆、こんにゃく、黒ごま、わかめ、昆布、ひじき、もずく、プルーン、干しぶどうなど。
ファイトケミカルの種類(一例)
- リコピン(トマト)
- βカロチン(人参)
- リスペリジン
- ケルセチン(玉ねぎ)
- イソフラボン(大豆)
- カテキン(緑茶)
- ルテイン(ほうれん草)
- レスベラトロール(ラズベリー)
- アントシアニン(ブルーベリー)
- イヌリン(菊芋)
- リグナン(ごま)
- アリシン(ネギ)
- ベータグルカン(きのこ)
- ペクチン(りんご)
- オルゲノール(バナナ)
- ベータ・クリプトキサンチン(温州みかん)
- インドール(アブラナ科の野菜)
- イソチオシアネート(ブロッコリー)
- エストロン(ざくろ)
- ギャバ(米胚芽)
- クマリン(パセリ)
- サポニン(大豆)
- スルフォラファン(ブロッコリー)
- セサミノール(胡麻油)
- テルペン(レモン)
- ファイテート(大豆)
代表的なファイトケミカルはこんな感じです。
野菜や果物に含まれるフィトケミカルを上手にとって美肌&美髪になりましょう!
食卓が色々な色でカラフルになるように作れば、知らず知らずのうちにファイトケミカルを体の中へ取り入れていることになりますね。
野菜の中でもおすすめなのは、ブロッコリー。
200種類以上のファイトケミカルがたくさん含まれたとても優秀なお野菜です。
茹でておいて毎日の食事に少しずつ食べると良いですね。
ファイトケミカルのまとめ
毎日、私たちは呼吸をするだけで活性酸素を作り出しています。
それは
- 食事
- 紫外線
- 汚れた空気
- パソコンなどから出る電磁波
- 油脂の食べ過ぎ
- ストレス
- お酒
- タバコ
などなど・・・。。
このように私たちは日々の生活の中で、自ら活性酸素を作り出し、囲まれています。
体をボロボロにする活性酸素を取り除くのが、ファイトケミカル。
ファイトケミカルは、老化の原因である活性酸素を減らす抗酸化物質を含んでいます。
体の健康を守るには、緑黄色野菜や果物をたっぷりと摂ることが大切。
野菜の持つ「ファイトケミカル」の力は体内の活性酸素を減らして、がんや老化を防ぎ健康な体を作ります。
健康と美容のために、難しく考えず色々な色のお野菜や果物を食べるように心がけましょう。