近頃よく耳にする、糖化。
AGEとは「終末糖化産物」のことで老化の元凶とも言われています。
体の酸化は、生きている限り逃げようがないのですよね。
だって、ただ呼吸をするだけで体は酸化しているんですもの。
活性酸素や糖化から体を守るにはどうすればいいのか?を調べてみました。
シミ・しわ・たるみのない綺麗なお肌を保ちたいですものね。
酸化と糖化の違い
酸化とは、体がサビていく感じ。
糖化とは、体がコゲていく感じ。
酸化について
私たちが毎日いきていくために、呼吸は欠かせませんよね。
呼吸して取り入れた酸素の2〜3%が活性酸素となります。
その活性酸素は、体の細胞を傷つけ、老化させてしまいます。
「あら、いやだ」
なんと、若い頃は酸化を防ぐ力があるけれど、40代を過ぎる頃からどんどん酸化を防ぐ力が低下してくるんですって。
私、アラフィフですから、その力はもう無いのかもしれないです(涙)
「どうしましょ〜。焦る、焦る」
糖化について
糖化が進んでたまるAGE。
AGEは毎日、体の中で化学反応が起こり生まれています。
化学反応で生まれてくる以外にも食べた物からもAGEが体にたまっていきます。
AGEを大量に含んだ食品や糖分を摂りすぎると、体の中にどんどん蓄積されてしまうのです。
AGEは、食べ物に含まれるタンパク質と糖がくっついて、そこに熱が加わることで大量に作られるんですって。
例えば、パンケーキやワッフル。これはかなりAGEの高い食品。
こんがりした焼き色のついた食べ物は糖化していると思っていいみたい。
私の大好物ばかりだわ(汗)
卵の場合、玉子焼きはAGE高めで、茹でると低くなります。
お肉も、焼くより煮たり蒸したりする料理方法がAGEが少なくなります。
難しく考えず、焦げた色はAGEが高いと思っていいと思います。
AGEが体にたまると・・・
お肌:シミ・しわ・たるみ
体:がん、動脈硬化、骨粗しょう症
脳:アルツハイマー
眼:白内障などの原因
となります。
怖い、怖い!
しみ、しわも嫌だけど、ガンなどの病気やアルツハイマーにもなりやすくなるなんて。
焦げた色に注意ですね。
お肌のハリを作るコラーゲン繊維
AGEのたまりやすい場所、それがお肌に関係がある
コラーゲン繊維!
このコラーゲン繊維というのは新陳代謝によって入れ替わるのになんと、
15年ほどの歳月を必要とするのだそう。
なんと、なんと、そんなに長い月日がかかるの?
一度溜まってしまうと回復されるのが大変そうですね。
AEGをためないように糖化・酸化しないように食事には気をつけなくてはいけませんね〜。
もし、血液検査の結果を持っていたらヘモグロビンA1cの数値を見てみてください。
ここ1〜2ヶ月ほどの血糖値の状態がわかる数値です。
数値が高い人は、AGEを作り出す危険性が高いとされていますので注意しましょう。
またこの数値が高いということは糖尿病予備軍なんだって。
HbA1c値(NGSP値)6.2%未満が正常範囲。 理想の数値は4.3〜5.8%です。 |
コラーゲン繊維が糖化したり減少するとお肌の弾力がなくなり、シワ・たるみの原因になります。
すべすべした弾力性のあるお肌を保つには糖化させないことが大事ということね。
健康と美肌のためにも食事には気をつけないといけませんね。
AGEの多い食品と体を糖化させないために
糖化を防げる食べ物や方法は無いの?
AGEは、高温調理や長時間加熱により増えます。
生で食べられるものは生で、火を通す時にはさっとというのがおすすめ。
火を通さないで生で食べるのがいいのね。お魚ならお刺身、お肉は焼くより茹でる。卵は目玉焼きよりゆで卵ということね!
抗酸化力・抗糖化力のある食べ物
抗酸化物質や抗糖化物質を含んだ食品を食べることで糖化を防げます。
抗糖化作用のある栄養素
- ビタミンB群
- α-リポ酸
*ビタミンB群を多く含む食品
- ごま
- にんにく
- きのこ
- アボカド
- 豆腐
- 鶏肉
- 豚肉
- 牛肉
- マグロ
- 青魚
- 鮭
- あさり
- 牡蠣
*α-リポ酸を含む食品
- 人参
- ほうれん草
- ブロッコリー
- トマト
抗酸化作用のある栄養素
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンE
- 亜鉛
*ビタミンA、C、Eを多く含む食品
- 緑茶
- ごま
- ねぎ
- ホウレン草
- ブロッコリー
- キャベツ
- トマト
- 人参
- キウイフルーツ
- レモン
- 鶏肉
- 牡蠣
*亜鉛を多く含む食品
- 豚肉
- 牛肉
- 牡蠣
抗酸化・抗糖化作用のあるお勧めフルーツ
- ブルーベリー
- キウイフルーツ
- りんご
*一番のおすすめは、ブルーベリー。
ブルーベリーはビタミンA、E、ポリフェノールを豊富に含んでいるので積極的に食べると良いですね。
ブルーベリーのすごいところは、AGEの蓄積によってできてしまった「しわ、たるみ、くすみ」防ぐだけでなく、綺麗なお肌に戻す働きもあるようです。
*次におすすめするのは、キウイフルーツ。
キウイフルーツには、ビタミンC、E、キウイポリフェノールがアンチエイジングと美肌にとても効果があります。
*もう一つのおすすめは、りんご。
りんごは昔から、医者泣かせとも言われていますね。
りんごポリフェノールは抗酸化力がとても強いので、皮ごと食べると良いですね。
クエン酸、りんご酸、カリウムなど健康と美肌にも嬉しい栄養素がたっぷり。
AGEを増やさない食べ物・食べ方
避けたい食べ物・食べ方
- 焼いた肉類(鶏肉・牛肉・豚肉など)
- 揚げ物(フライドポテトなど)
- 洋菓子、和菓子、パンケーキ、ワッフルなど
- 清涼飲料水
お勧めの食べ物・食べ方
- 肉類は焼かずに、茹でたり、蒸したり、しゃぶしゃぶにして食べる
- 野菜類をしっかりたくさん食べる
- 抗AGE効果のある、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEなどを含んだ食品を食べる
- レモンやお酢などクエン酸はAGEを減らす効果があるので、お酢を使ったものを食べる
糖化と酸化を防ぐのまとめ
美肌、健康のためには、体を糖化・酸化させないことが肝心ということですね。
抗酸化・抗糖化作用のある食品を毎日の食事に取り入れるようにしましょう。
AGEが多いものはコゲ色のついたものと覚えていればOK。
糖分の摂りすぎは、体の中でAGEを増やします。甘いものも控えるようにしましょう。
食べ物以外では、紫外線でも体は酸化・糖化しますので紫外線対策も欠かせません。
中から、外からしっかりと糖化対策をとってみずみずしいお肌を保ちましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。