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女性は更年期障害という辛い、辛い10年ほどの期間を過ごさなくてはなりません。
その10年をいかに楽に過ごせるのか?
一人ひとり、症状もその重さも違うとされています。
ひどい人は、外にも出れないくらい、家事もできないほどにきつい症状に悩んでいます。
そんな時、どうすればいいの?
少しでも症状が軽くなる方法はないの?
私もアラフィフ。更年期世代です。
更年期症状が出ています。
ホットフラッシュ、顔から汗、めまい、疲れやすいなど。
でも、どちらかというと軽い方だと思います。
更年期女性が少しでも元気に過ごせる方法はないのか?を調べてみました。
参考になると嬉しいです。
更年期ってなぁに?
更年期は閉経を挟んで10年間のこと。
更年期症状は10人いたら10人それぞれ出方が違います。
更年期の症状のその辛さには個人差があります。
重い人、軽い人・・・。
要因も様々。
- 遺伝的なもの
- 身体的なもの(健康状態・健康管理)
- 精神的なもの(考え方・価値観)
- 社会的要因が絡んだもの(仕事)
- 環境的なもの(私生活)
などが絡み合って複雑になります。
更年期を悪化させること
*生活態度で悪化させる要因
- 不摂生
- 睡眠不足
- 喫煙習慣
*精神的に悪化させる要因
- くよくよしやすい性格
- ストレスをためやすい性格
- 責任感が強く真面目な性格
- 完全主義者で自分に厳しい性格
このような性格や生活習慣があると、更年期の症状が重くなりやすいらしいです。
思い当たるところがありませんか?
少し気持ちを楽にするのも大切なんだなぁ〜と思います。
更年期の症状一例
更年期には、子供の頃に弱かったところに症状が出ます。
私も、気管支炎、喘息で子供の頃には辛かったのですが、大人になって治っていたのですが、30代の終わり頃に喘息が再発。
ちょうどプレ更年期と言われる時期です。
風邪を引くと必ずと言っていいほど気管支炎で咳が止まらなくなり、とうとう喘息も再発しました。
めまいや吐き気、寒気など電車に乗るのが怖くなりました。
とても辛かったので婦人科に行き、ホルモン検査をしてもらって漢方薬を処方してもらいました。
2年くらい続けたところ症状も軽くなりお薬も必要なくなりました。
本番の更年期は、プレ更年期よりもかなり楽なんです。なんでだろう?
プレ更年期の時に食事にも気をつけるようにり、体を鍛えるために体操にも行くようにしたのがよかったのかもしれません。
きっと体質が改善したんだと思います。
アレルギー体質で蕁麻疹が出やすかったっていう人は、蕁麻疹が出やすくなったり、頭痛持ちの人は頭痛が起こりやすくなったり、とにかく弱いところに出ます。
更年期に現れやすい症状
- 顔のほてり
- めまい、立ちくらみをする
- 耳鳴り
- 安静時に動悸がしたり呼吸が苦しくなる
- うつ状態
- 頭痛
- 肩こり、腰痛
- イライラする
- やる気が出ない
- 涙もろくなった
- 寝つきが悪く、眠れない
- 物忘れしやすくなる
- 落ち込みやすくなる
- 生理が不順になる
- 冬でも寝汗をかく
- 手足、腰が冷える
- 口の中が乾く
- 判断力が鈍くなったように感じる
- 胃もたれ、食欲不振
- 膣の乾燥、性交痛
- 頻尿、残尿感、排尿痛
更年期症状と似ている病気
一見、更年期の症状と似ているために病気を見過ごしてしまうことがありますので注意してください。
- めまい・・・メニエール病
- 関節のこわばり・・・リウマチ
- 乾燥する・・・シェーグレン症候群
- ウツっぽい、イライラしやすい・・・うつ病
- 物忘れ・・・認知症
- 頭痛・・・脳腫瘍、くも膜下出血
- 喉の渇き、残尿感・・・糖尿病
更年期症状を軽くする治療など
更年期かな?と思ったら産婦人科や女性外来、更年期外来のある病院で受けましょう。
産婦人科は女性ホルモン補充療法を行なっていないところもあるので事前に電話などで確認しましょう。
治療方法あれこれ
●ホルモン補充療法(HRT)
卵巣が老化してエストロゲンの分泌量が急激に少なくなることで起こる不快な症状を、ホルモンバランスを調整し更年期症状を和らげる治療方法。
*女性ホルモン補充
エストロゲンとプロゲステロンの補充療法は、飲み薬、貼り薬、塗り薬、膣錠など
- 結合型エストロゲン
- エストリオール
- エストラジオール
- プロゲステロン剤
*男女混合ホルモン補充
注射による治療
- イライラ、不眠、頭痛、肩こり、うつ症状に効果が出やすい
3ヶ月ほど続けることで色々な症状に効果が見られます!
- ほてり、のぼせ、頭痛、動悸、不眠、イライラなど自律神経の乱れによる症状に効果あり
- 膣の萎縮による性交痛に効果がある
- 頻尿、尿失禁の改善効果あり
- エストロゲンを補充することでコラーゲンが増えるため美容効果も期待できる
- 骨粗しょう症の予防
●漢方
漢方薬が効果があるのは、まだ女性ホルモンが補充するほど減少しておらず、更年期症状がある人。更年期症状を緩和するために使用。
または、ホルモン補充療法と合わせることでさらに効果を出したい場合に使用する。
*更年期症状を緩和する漢方薬の種類
- 加味逍遙散
- 桂枝茯苓丸
- 当帰芍薬散
- 温経湯
- 温清飲
- 五積散
- 柴胡桂枝乾姜湯
- 三黄瀉心湯
- 通導散
漢方薬は医師と相談し処方してもらいましょう。
私は、プレ更年期症状で辛かった30代の後半に当帰芍薬散と加味逍遙散をレディースクリニックにて処方してもらいました。
まだ女性ホルモンを補充するほど減っていなかったので、先生が漢方薬を処方してくださったと思います。
漢方薬はゆっくりと効いてくるので気長に飲み続けることが大切だと思います。
私は約2年ほどかな?飲み続けて本当に楽になりましたよ。
更年期の女性には優しく接してあげて!
更年期症状の出ている人には優しくしてあげてください!
一番近くにいるご主人様、家族のかたは更年期でいろんな症状で苦しんでいる奥様、お母様に優しく接してあげてください。
ただ、優しくお話を聞いてあげるだけでいいのです。
「うん、うん。そうだね。辛いね」それだけで心に潤いが出ます。
大正製薬のコマーシャルのご主人が、奥様がホットフラッシュで、汗をかいて暑い!と言っている奥様の側で
「綺麗だよ!」と一言。
これ、すごくいいです。感動しました。
私も、主人にお願いして「綺麗だよ!」を言ってもらってます。
笑えますね。でもその一言でいいのです。
心が柔らかくなって私は幸せな気分になります。
奥様にぜひ、「綺麗だよ!」この一言を言ってあげてくださいね。
更年期障害の症状のまとめ
更年期で辛い日々を過ごしているという方。
我慢せずに病院に行って検査をしてもらいましょう。
症状にあったお薬を飲むことでその症状が改善されると思います。
私も本当に楽になりましたから。
プレ更年期には漢方薬も効果がありますので一度お医者様と相談されてみてくださいね。
では、更年期を克服して元気に毎日を過ごしましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。