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栄養セラピーってご存知ですか?
私は、美肌について色々と調べている時に知りました。
これを知っているだけで、必ず美肌へ近づきます。
体の不調や肌の不調は食べ物にあり!です。
しっかりと栄養を摂って、健康で美しくなりましょう!
栄養セラピーって何?
栄養セラピーとは、「栄養療法」のこと。
正しくは、「分子整合栄養医学」(オーソモレキュラー療法)と呼ばれるものです。
海外では1960年代頃から行われているポピュラーな療法。
体の細胞を構成する分子レベルの栄養バランスを整えることで、
「体」「心」などの不調を改善し治療するための療法です。
私たちの体は、なんと、なんと60兆個の細胞によって作られています。
その60兆個もの細胞に栄養が行き渡り、一つひとつの細胞が正常に機能する事により健康でいられるのですね。
体が健康であってこそ皮膚(肌)も美しく保てるということです。
アンチエイジングは、体の栄養状態を整えることで叶います。
老化とは、細胞が衰えること。
なんと・・・
加齢とともに20代の頃に60兆個あった細胞が、どんどん減ってきます。
60歳を迎える頃には約60%の36兆個まで細胞が減少するんだそうです。
「この数字を見ると怖いですよね〜」
栄養をしっかり摂って細胞を減らさないことで、老化を遅らせることができるのが、栄養セラピーなんです。
「栄養セラピー」で健康&美肌になりましょう!!
栄養セラピーの検査とはどんなもの?
自分の体の状態を詳しく知りたいという方におすすめの検査です。
栄養セラピー(オーソモレキュラー療法)では、まず血液検査をします。
健康診断でする血液検査項目は15項目ほどですが、
栄養セラピーの血液検査項目はなんと、なんと、60項目以上の成分を調べます。
病気の有無、細胞レベルで不足している栄養素を調べるためだそうです。
体に不足している成分がわかることで、何を食べれば良いのかが一目瞭然になります。
食事を見直すことで体質改善ができ、健康でなおかつ美肌になれるというアンチエイジング療法なのです。
一人ひとりに合ったテーラーメイドサプリメントで治療することも可能だそう!
オーソモレキュラー療法のHPはこちらからどうぞ!
「すごいです。細胞に不足している成分を調べて何を食べると良いのかがわかるなんて!何か不調だと感じているなら一度調べて見る価値はありそうですよね〜。」
そこまでしなくても、何を食べるとお肌に良いのかを知りたいということで、美肌に欠かせない栄養素について詳しく見てみる事にしました!
美肌を作る7大栄養素!
絶対に欠かせない栄養素7つ
- タンパク質
- 鉄
- ビタミンC
- 亜鉛
- ビタミンA
- ビタミンE
- ビタミンB群
*タンパク質
お肌を作る材料となるため、タンパク質を不足させないことが美肌の秘訣。
- コラーゲンを作るために欠かせない
- 皮脂膜の成分になる
- 色々な栄養素を細胞に届ける役目をする
- 免疫機能を高める
- 人が生きていくためのエネルギー源
(タンパク質が含まれる食品)
牛ヒレ肉、豚もも肉、カツオ、うなぎ、卵、チーズ、サバ、納豆、豆腐など。
タンパク質を摂るために注意すること
一日のタンパク質は、体重1kgに1gは必要とされています。
体重が40kgなら40gという事になります。
タンパク質を摂るには何を食べる?
卵1個 | 6.5g | |
牛乳100g | 3.2g | |
牛肉100g | 16g→加熱するとタンパク質は半分に減少するので8g | |
鶏レバー100g | 18.9g→加熱後9.45g | |
アジ(魚)100g | 20.7g→加熱後10.35g | |
カツオ(魚)100g | 25g→加熱後12.5g | |
うなぎの蒲焼100g | 23g |
「お魚は焼き魚や煮物も美味しいですが、生で食べる方がタンパク質をたくさん摂れるのでお刺身やお寿司が良いみたいですね〜」
*鉄
美容と健康に欠かせない栄養素。貧血状態がお肌にはダメージ大なのです!
鉄は血液の中でヘモグロビンの成分となり、全身に酸素を運びます。鉄が不足すると、酸素が体に行き渡らず、酸欠状態になりしびれやめまいなどの症状がでます。
- コラーゲンの生成に関わる
- 肌のくすみの軽減、シミを消す
- にきび予防
- 目の下のクマの予防
- 不定愁訴の緩和作用(めまい、頭痛、イライラ)
(鉄を含む食品)
豚レバー、鶏レバー、牛赤身肉、カツオ、マグロ、あさり、しじみ、煮干しなど。
鉄の摂取についての注意点
鉄には、ヘム鉄と非ヘム鉄があります。
ヘム鉄は動物性の食品に含まれる鉄で、鶏レバーなどに多く含まれており体への吸収率がとても高く効率的に鉄を摂取できます。
非ヘム鉄は植物などに含まれている鉄で、ほうれん草や小松菜、プルーンなどに含まれています。
この非ヘム鉄は、体への吸収率がとても低い上に、タンニンやフィチン酸と一緒に摂ると吸収が阻害されてしまいます。
タンニンはコーヒーや紅茶、緑茶に含まれ、フィチン酸は玄米や雑穀に含まれるのでこれらと一緒に食べても残念ながらほとんど吸収されません。
しかし、非ヘム鉄は、ビタミンCやタンパク質と一緒に摂ると吸収率が上がります。
鉄を摂るには何を食べる?
成人女性の1日の必要量は12mg(閉経後10mg)
生蕎麦1玉130g | 1.8mg |
ライ麦パン60g | 0.8mg |
牛もも肉80g | 1.1mg |
牛タン50g | 1.3mg |
鶏レバー40g | 3.6mg |
豚ヒレ肉80g | 0.9mg |
イワシ(魚)100g | 0.9mg |
うなぎ蒲焼100g | 0.8mg |
キハダマグロ80g | 1.6mg |
小松菜80g | 1.9mg |
ブロッコリー50g | 0.5mg |
木綿豆腐150g | 1.4mg |
納豆50g | 1.7mg |
干しぶどう20g | 0.5mg |
「せっかく鉄分を摂ってもちゃんと吸収されないなんてとても残念なので、意識して食事の献立を考えるようにしたいですね〜」
*ビタミンC
ビタミンCはコラーゲンの材料。皮膚や粘膜、血管、骨を強くします。
美肌を守る大切な栄養素。
- メラニンの生成を抑制
- シワを改善し、肌のハリに効果がある
- 活性酸素を除去することによるアンチエイジング効果がある
- 生活習慣病の予防
- 感染症予防
- 抗酸化作用によるガン予防
- ストレスから体を守る
- 鉄分の吸収を助ける
(ビタミンCが含まれる食品)
赤ピーマン、ミニトマト、ブロッコリー、いちご、キウイ、レモン、菜の花など。
ビタミンC摂取についての注意点
ビタミンCは水溶性のなので、水に溶けやすく、熱や酸素によっても壊れやすいビタミンです。
また、飲酒や喫煙、ストレスでも消費されてしまいます。
1日の平均摂取量は100mgとされています。
血液中に長くとどまらない成分なので、毎食の献立にビタミンCたっぷりの食品を食べるように心がけましょう。
いちごには約5粒(80g)で48mgのビタミンCが摂れますし、はっさく1個で65mgも含まれています。
赤ピーマンは一番のおすすめ野菜で、約1/2個で116mgも含有されています。
「赤ピーマン1つを朝、昼、夜と少しずつ食べることで1日のビタミン Cの必要量がしっかり摂れちゃいますね。」
*亜鉛
美肌には欠かせない栄養素。皮膚のターンオーバーを正常にします。
細胞分裂をするときに亜鉛不足だと、綺麗な角質層ができません。
乾燥肌やニキビなどお肌のトラブルの原因になります。
- 正常なターンオーバーを促す
- 怪我や傷の治りを早くする
- 味覚を正常に保つ
(亜鉛が含まれる食品)
牡蠣、牛赤身肉、ラム肉、豚レバー、うなぎ、パルメザンチーズ、するめなど。
亜鉛摂取についての注意点
亜鉛の一日摂取量は、9〜12mgとなっています。
即席麺や加工食品などに含まれるポリリン酸やフィチン酸などが亜鉛の吸収を妨げます。なるべく加工された食品を避けるようにしたいですね。
亜鉛を摂るには何を食べる?
牡蠣50g | 6.6mg |
帆立貝2個 | 1.1mg |
うなぎの蒲焼100g | 2.7mg |
木綿豆腐150g | 0.9mg |
乾燥アーモンド10粒 | 0.6mg |
玄米ご飯150g | 1.2mg |
白飯150g | 0.9mg |
鶏もも肉80g | 1.6mg |
卵黄1個分 | 0.8mg |
マイタケ25g | 0.2mg |
「お肌の生まれ変わりに欠かせない亜鉛は牡蠣にたっぷりと含まれている他は、ほんの少ししか含まれていませんね。亜鉛を不足しないように摂取するために、色々な食品を食べるように心がけると良いみたいですね〜」
*ビタミンA (レチノール)
皮膚や粘膜を強くする栄養素。
- 正常なターンオーバーに必要
- 皮膚や粘膜を健康に保つ
- 抗酸化作用
- ガン予防
- 老化防止
- ニキビの予防
(ビタミンAが含まれる食品)
牛レバー、豚レバー、鶏レバー、アンコウの肝、うなぎ、人参、かぼちゃ、大根の葉、ほうれん草、春菊びわ、スイカなど。
ビタミンA摂取についての注意点
成人女性の1日当たりのビタミンA所要量は540μgです。
ビタミンAは、動物性食品に含まれるレチノールと緑黄色野菜や海藻に含まれるカロテンがあります。
ビタミンAが不足すると、夜に目が見えにくくなる夜盲症になることがあります。
皮膚の乾燥、しわが増えたりすることも。
ビタミンAは薬剤などから多量に摂取すると肝臓障害などの過剰症を起こすことがあるので、サプリメントなどは適量を守って摂るようにしましょう。
ビタミンAを摂るには何を食べる?
牛レバー50g | 550μg |
鶏心臓50g | 350μg |
鶏レバー40g | 5600μg |
卵1個 | 77μg |
アンコウの肝50g | 4150μg |
かぼちゃ120g | 713μg |
小松菜80g | 354μg |
菜の花100g | 370μg |
スイカ200g | 168μg |
びわ1個80g | 78μg |
「ビタミンAは皮膚の乾燥、毛穴の開き・黒ずみ、ニキビなどの改善効果があるとされています。美肌には欠かせない栄養分!私は目の健康とお肌のために毎朝自家製人参ジュースを飲んでいます!」
*ビタミンE
アンチエイジングには欠かせない栄養素。
- 血行促進
- 冷え性の改善
- ホルモン活性作用
- 強い抗酸化作用
- メラニン生成の抑制(シミを防ぐ)
- 老化防止
- がんや心筋梗塞、脳梗塞の予防
(ビタミンEが含まれる栄養素)
うなぎ、アボガド、アーモンド、ヘーゼルナッツ、かぼちゃ、落花生、あゆ、いくら、たらこなど。
ビタミンEを摂取についての注意点
成人女性の1日あたりのビタミンEの所要量は8mg
若返りビタミン、老化防止作用のあるビタミンとして40代〜50代の女性には嬉しい栄養素なので、不足しないように摂りたいですね。
しかし、サプリメントから摂取する場合には注意が必要です。
人工的に合成されたものと天然物由来のものがあり、人工的に作られたビタミンEには抗酸化力は期待できませんから、購入する場合は注意してくださいね。
ビタミンEはビタミンCと一緒に摂りましょう。
活性酸素除去のために働き効力を失ったビタミンEはビタミンCに出会うと再び抗酸化力を取り戻すことができるんですって。素晴らしい!!
「なんと、ビタミンCで復活!いいですね〜。これは一粒で2度美味しい!ですよね。あっ、古くてごめんなさい」
ビタミンEを摂るには何を食べる?
卵黄1個分 | 0.7mg |
いか150g | 2.4mg |
鯛(魚)100g | 2.4mg |
ぶり(魚)90g | 1.8mg |
かぼちゃ120g | 5.5mg |
菜の花100g | 3.0mg |
ブロッコリー50g | 1.3mg |
アボガド100g | 2.4mg |
乾燥アーモンド10粒 | 4.4mg |
サフラワー油13g | 3.6mg |
マヨネーズ12g(大さじ1) | 2.1mg |
「1日8mgだから、これはなんとか摂れそうな感じがしますね。サプリメントに頼らず食品からビタミンEを取り入れるようにしましょう」
*ビタミンB群
水溶性のビタミンで、B1、B2、B6、B12、葉酸、パントテン酸などがあります。
- B1は、糖質の代謝、疲労回復、精神を安静させる働き
- B2は、脂質の代謝、糖質の代謝、肌を美しく、髪・爪の健康、目の疲れを軽減、粘膜の保護するなどの働き
- B6は、タンパク質の代謝、皮膚を健康に保つ、抗アレルギー作用などの働き
- B12は、タンパク質の代謝、糖質の代謝、脂質の代謝、悪性の貧血を防ぐ働き
- 葉酸は、血液をつくる、皮膚や粘膜を強くする
- パントテン酸は、タンパク質の代謝、糖質の代謝、脂質の代謝
(ビタミンB群が含まれる食品)
牛レバー、豚レバー、鶏レバー、うなぎ、マグロ、秋刀魚など。
ビタミンB群を摂る時の注意点
ビタミンB群は、生命活動には欠かせない栄養素です。
糖質、脂質、タンパク質の代謝に関わっており、これが不足するとエネルギーが産生されず疲労感、倦怠感、抵抗力の低下を招くことに。
そして、代謝活動ができないということは、美肌も作れないということなのです。
ビタミンB群はとても重要な栄養素なのです!
ビタミンB群はどれか一つに偏らず、色々なものを取り入れることで美肌効果が得られます。バランスよく摂取しましょう。
美肌をつくる7大栄養素のまとめ
今回は、栄養セラピーということで美肌に欠かせない7つの栄養素を取り上げました。
毎日の食事に取り入れてみてくださいね。
私も今日から健康と美容のために、これらの食品をバランスよく食卓に並べたいと思います。
あまり細かく考えないでも、お肉、魚、お野菜、果物と色々なものを食べることで色々な栄養素が摂れると思います。
色々なものを食べているのにお肌も体も調子が悪い時には、食べ合わせが悪いために吸収されていないこともあります。
食べ合わせを見直してみると良いですね。
では、一緒に美肌になりましょう。