
お肉食べていますか?
お肉は美肌や美髪に欠かせないタンパク質が豊富に含まれているので
一日に1〜2回食べるのが理想です。
どんなお肉でも良いのか?というとそうではありません。
なるべく脂身の少ない赤身のお肉を食べるのが美肌と健康のためにもおすすめです。
日本ビューティーヘルス協会にて、お肉と美肌についての講座があったので、お勉強してきました。

講師は、ダウンタウンDXにも出ている、池上淳子先生でした。
当日作ったお料理!
- スタミナ豚丼
- 肉団子スープ
- 鶏サラダ
- トマトの夏ゼリー

とっても美味しくて元気が出そうなメニュー。
肉食が美肌や健康に良いのはなぜ?

1、タンパク質が豊富
タンパク質は、お肌や粘膜、髪の毛、女性ホルモンの材料となります。
お肌や髪の毛はタンパク質からできています。
タンパク質は皮膚を再生するために重要な栄養素です。
ということは、タンパク質が不足すると・・・
細胞がうまく活性化できなくなり、細胞が減少してしまいます。
えっ?減少すると?
お肌が乾燥しシワシワ、カサカサになり、老化が加速することになります。
美肌を作るためにはタンパク欠乏にならないようにしなくてはいけませんね。
コラーゲンを作るのもタンパク質が不可欠!
お肌のハリやツヤに欠かせない「コラーゲン」を作るのにもタンパク質がなくてはなりません。
なぜ、お肉のタンパク質が良いの?
動物性のタンパク質は、体内で効率よく利用されるからということです。
お魚じゃダメ?
お魚のタンパク質も生活習慣病を予防してくれる栄養分がたくさん含まれているので、お肉とお魚を交互に食べるようにするのが理想です。
2、亜鉛が豊富
亜鉛は、お肌のターンオーバーを促し美肌を作ります。
タンパク質と同様にお肌のコラーゲンの生成や髪の毛のケラチンの生成を促進し美肌に。
女性ホルモンの分泌を活発にする働きもあるので、更年期女性には嬉しいですね。
抗酸化作用により、シミ・シワの予防にも。
亜鉛というと「牡蠣」が一番多く含まれていますが、食べられる季節が限られているので、一年中食べることのできる肉類で補うと良いですね。

3、鉄分が豊富
鉄分は、皮膚と粘膜の合成に欠かせない栄養素で、女性の美容には欠かせない成分です。
鉄は、シミやニキビを抑えお肌のハリをもたらせてくれますよ。
年齢を重ねると、シミやくすみに悩まされますよね。シミを消すのに有効なのが鉄分なんです。
紫外線によってシミができるのを防ぐのが、カタラーゼという酵素。
カタラーゼを作るために必要なのが鉄!
シミを消すことだって可能とされています!!
髪の毛のツヤや抜け毛の原因も鉄分不足だとか。
ツヤツヤな美髪のためにも鉄分はしっかりと摂りましょう。
4、ビタミンAが豊富
ビタミンAは、お肌のターンオーバーを促進し、お肌の老化を遅らせることができる嬉しい成分!
ビタミンAは、お肌の粘膜を強くし美肌を守ります。
シワの改善やたるみの改善、シミの解消などの美肌効果も期待できます!
ビタミンAは、お肉の中でも鶏肉に多く含まれます。
5、ビタミンB群、パントテン酸
皮膚や粘膜の健康を維持し、肌を作るのを助ける成分。
タンパク質を生かすために必要な栄養素!
中でも、ビタミンB6はアミノ酸の吸収や代謝を促進する働きがあり、タンパク質を皮膚として活用するために欠かせない成分です。
ニキビや、乾燥肌、吹き出物が出やすい人は、ビタミンB6が不足している可能性があります。
パントテン酸は、皮膚や髪の毛を丈夫にするために必要な栄養素です。
ストレス気味の人は不足しやすいので注意です。
ビタミンB6は、牛肉、豚肉、鶏肉いずれにも含まれています。
肉を食べることで美肌になるというのは、間違いありませんね。
牛肉・豚肉・鶏肉どれを食べる?

肉により含まれる栄養価が少しずつ違います。
そして、部位によってもカロリーや栄養分が変わってきます。
どのお肉の、どの部分を食べると良いのかをざっくりとまとめてみますね。
牛肉はお値段が高いですが、それは飼育する期間が豚や鶏よりも長いということで、飼料がたくさん必要なことなどが値段に反映されているとのこと。
ちなみに、牛肉は私たちのお口に入るまで約2年必要とされています。
豚肉は6ヶ月、鶏肉は55日と約2カ月と短期間で食肉とされるためお値段もお安くなるというわけなんですね〜。
肉による栄養価はどうなの?

今回は赤身のカロリーが低めのお肉で比較してみますね。
全て(100g)あたりの栄養価
|
牛肉(和牛もも肉) |
豚肉(もも肉) |
鶏肉(胸肉皮なし) |
エネルギー |
193kcal |
128kcal |
116kcal |
タンパク質 |
21.3g |
22.1g |
23.3g |
脂質 |
10.7g |
3.6g |
1.9g |
マグネシウム |
24mg |
26mg |
29mg |
鉄 |
2.8mg |
0.9mg |
0.3mg |
亜鉛 |
4.5mg |
2.2mg |
0.7mg |
ナイアシン |
6.2mg |
6.6mg |
12.1mg |
ビタミンB6 |
0.38mg |
0.33mg |
0.64mg |
ビタミンB12 |
1.3μg |
– |
– |
ビタミンB1 |
– |
0.96mg |
– |
ビタミンA |
– |
– |
50mg |
*鶏胸肉

カロリーが少なくタンパク質が多いのが鶏胸肉!
ナイアシンは美肌効果があるので積極的に摂りたい成分。
お肌のターンオーバーを促すビタミンAも鶏胸肉だけに含まれているんです。
やはり鶏胸肉がカロリーが低く、美肌に良い成分がたくさん含まれていますね。
*牛肉

牛肉は鉄分と亜鉛がダントツに多い!
どちらも、シミやシワに効果が期待できるのでしっかり食べたいです。
牛肉だけに含まれる、ビタミンB12はタンパク質の代謝に欠かせない成分です。
ビタミンB12が欠乏すると、舌炎、下痢、めまい、動悸、食欲不振などがあらわれます。
*豚肉

豚肉は、鶏肉と牛肉の中間で、バランスよく栄養価が含まれていますね。
豚肉だけに含まれるビタミンB1に注目!
ビタミンB1は糖質の代謝に関わり、エネルギーを作り出す重要な栄養素です。
疲労回復にも一役かっていますので、美肌にもよく疲れをとるには豚肉がおすすめです!
ビタミンB1を効率よく食べるには、ニラ、にんにくに含まれているアリシンを一緒に食べると吸収が高まりますよ!
美肌を作るの「肉」の法則まとめ

美肌になるためには、3食しっかりと摂り、必要な栄養素を体に取り入れるということが一番大切です。
お肉をたくさん摂りすぎることもリスクがあるので食べ過ぎは禁物です。
お肉を多く摂りすぎると、腸内環境が悪くなります。
肉は腸内の悪玉菌を増殖させやすくなるので、お肉を食べたら食物繊維をたっぷりとるようにしましょう。
また、肉を食べすぎると、動脈硬化を起こす原因になります。
動脈硬化を起こさないために、抗酸化食品を食べることで予防できます。
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お肉を食べる量は、1食につき100g〜150g。
1日に1〜2回食べると良いということです。
私は健康と美容のために、昼食にはお肉を、夕食にはお魚を食べるように心がけています。
一緒に健康で綺麗になりましょう〜!
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美人で素敵な方ですよ〜。