更年期になると女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少し、色々な不快な症状が現れます。
不定愁訴(ふていしゅうそ)と呼び、倦怠感、ほてり、のぼせ、めまい、頭痛、肩こり、腰痛、発汗、冷えなどが起こります。
また、精神的な症状として、イライラしたり、不安になったり、躁うつ状態が出ることもあります。
そんな症状を軽くするために、女性ホルモンの働きを補うポリフェノールの一種であるイソフラボンを含んだ大豆製品を積極的に食べましょう。
イソフラボンは女性ホルモンの分子構造がとても似ており、体に吸収されても同じような働きをするとされています。
サプリメントからも摂取できますが、過剰にとると子宮内膜症のリスクが高まりますので注意が必要です。
なるべく食品から取り入れるようにしたいですね。
女性ホルモンと似たような働きをするイソフラボン
イソフラボンといえば大豆製品
和食では欠かせないおなじみの食品です。
これらの食品を積極的に食べましょう。
- 豆乳
- 味噌
- 納豆
- 豆腐
- 高野豆腐
- おから
- 生揚げ
- 大豆
大豆に含まれる成分の効果・働き
- 抗酸化作用
- 亜鉛やビタミンE により新陳代謝が活発になる
- 骨粗鬆症の予防
不定愁訴の不快な症状を軽くするためにエストロゲンと似た働きをするイソフラボンを食べることで更年期症状を軽くすることができます。
お肌にも良く、骨も強くなります。
更年期を迎えた女性は大豆製品を沢山食べるように心がけるようにしましょう。
1日に必要なイソフラボンはどのくらい?
1日にイソフラボン約40mgを目安にとりましょう。
40mgをとるには何をどのくらい食べる?
調製豆乳 | 200ml | 41mg |
豆腐 | 100g(1/2丁) | 38mg |
厚揚げ | 1/2枚 | 37mg |
納豆 | 50g(1パック) | 36mg |
きな粉 | 大さじ2 | 19mg |
油あげ | 1枚 | 12mg |
みそ | 味噌汁1杯 | 6mg |
豆乳だと1杯で十分な量がとれます。
牛乳の代わりに豆乳を飲むと良いですね。
私は、シリアルに豆乳をかけたり、豆乳ヨーグルトにして食べたりしています。
豆乳ヨーグルトはケフィア菌を使って作っていますよ。
きな粉はお豆腐にかけてデザートのようにして食べるのがお気に入りです。
少し、黒蜜を垂らすと美味しいのでおすすめ。これだとWでイソフラボンがとれますね!
更年期症状改善にはイソフラボン!
更年期に入る少し前、40歳をすぎてくるとエストロゲンの分泌が減少してきます。
エストロゲンは、骨量の維持や血中コレステロールの上昇を抑制する働きがあります。
大豆などからイソフラボンをとることで、骨粗しょう症の予防、動脈硬化などの生活習慣のリスクを軽減できます。メニューに大豆製品を一品加えるようにしましょう。
もう一つ大豆イソフラボンと合わせて食べたいのが、ごま!
ごまに含まれるセサミンがコレステロール値を下げる働きがありますよ。
食事は偏らず、タンパク質、カルシウム、ビタミン、ミネラルをバランスよく食べることで更年期の精神的な症状を軽くします。
色々な色の食品を食べるようにしましょう。
深く考えずに赤、黄、緑、白、黒などカラフルな食卓にするだけでOKですよ!
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